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関東・関西に拠点があるアンサンブル・フリー。
コロナ禍でさまざまな音楽活動が制限される中、それでも音楽の力を信じ、現代作曲家とともに新しい音楽を模索する取り組みを始めました。
現在リモート新作3曲を公開中。他の曲も鋭意取り組んでおりますので、今後も続々と公開します!
・山本和智作曲「室内合奏曲(2020)」
・梅本佑利作曲「Different Times for any instruments(2020)」Ver.1とVer.2
・旭井翔一作曲「Shifting」
アンサンブル・フリー公式HP
リモート・オーケストラのための新作演奏会
特設ページはこちら
https://ensemblefree.jp/remote.html
【リモート・オーケストラのための新作演奏会】
2020年2月、WHOによって「COVID-19」と名付けられた新型コロナウイルス感染症は世界中に広がり、パンデミック(感染爆発)となりました。この感染症は人々の身体的な健康のみならず、精神的にも、経済的にも、そして文化的にも大きな被害をもたらしています。
私たちは、このような状況の下でも音楽には人々の心を潤し豊かにする力があると信じています。そこで多くの作曲家の方々と協力し、感染の危険を避けながら、それぞれの自宅から通信技術を活用して合奏できる作品の制作に取り組みました。
音楽は有史以前から存在し、常に人と共にありました。使われる楽器も、音階も、記譜法も様々ではありますが、その時代、その地域、その文化にとって最も適した形で生み出され、人々の心に寄り添ってきました。それは如何に厳しい時代であろうとも変わりありません。 現状において、その一つの形態が、いま多くの音楽家たちが行っているリモート(遠隔)演奏であろうと思います。
この企画では、完全にリモート演奏のために書かれた作品を皆様にお届けいたします。困難を克服しようと生み出された新しい音楽が、同じく困難に立ち向かおうとする皆様を少しでも勇気づけるものになれば幸いです。
2020年5月31日
アンサンブル・フリー代表 浅野亮介